生きづらくとも

憂鬱ななモノローグ

新世界で

すっかり様変わりした「新世界」はかつては魑魅魍魎が跋扈するといえば言葉が過ぎるかとにかく胡散臭くて危険なエリアとイメージされる期間が長かった。そんなディープな「新世界」が好きだった。 

ジャンジャン横丁を抜けて飛田へ向かう通りのあの雰囲気には今も惹かれる。労働者向けの簡易宿泊所の一部は海外からのバックパッカーたちのゲストハウスへと商売替えしたことがこの町に新しい貌を与えた。リム・カーワイ監督の映画『新世界の夜明け』で文字通り新しい世界を垣間見ることが出来る。幾度となく写真を撮りに足を向けているけれどその「新世界」のシンボルの通天閣だけは仕留められずにいる。f:id:saikusasatoshi:20180219225448j:image